納品も後半戦に入りました。
11月上旬より製作していた宇部のH様宅 襖戸を納品して参りました。
今年一番緊張した納品であったのは間違いなし。
お預かりしていた現物の襖のサイズ通りに製作したのですが、
やはりはめてみるまでは安心できません。
製材後、15年以上のけやき材を使い製作しました。
こういった扉など建具を無垢で製作するにはもちろん乾燥がしっかりしているのは、
当然なのですが、材質として目の細かい曲りにくい材を選択するのが不可欠です。
製作にあたり材料を製作する厚みまで
削っては何日か置き、削っては何日か置きという作業をしたのですが、
毎回ほとんど板の動きはありませんでした。
いろいろなタイプの木を扱ってきましたが、
このような木は、なかなかなくかなりの優等生でした。
また今回の製作に役立ったのが今年導入したNCルーター
説明がしにくいのですが、
下の画像の戸車加工 この機械がなければかなり難しかったかもしれません。
そしていざ納品!
まずはお約束のビフォー
玄関側 和室中側
そしてアフター
玄関側 和室中側
心配していた収まり具合もバッチリで戸車を少し調整するだけでした。
今回3回目のオーダーのH様のご期待にそえるよう製作したため
今回も大変満足いただき大変安心しております。
H様、今回も大変お世話になりました。
また次のオーダーもいただいておりますので大きなプレッシャーを
いだきながら製作にあたりたいと思っておりますのでよろしくお願い致します。
本当にありがとうございました。
池田 満