最後の一枚 黒柿孔雀杢一枚板
知れば知るほど神秘の銘木 黒柿・・・。
一枚板を完成させるまでに とても時間と手間を要します。
扱いがとても難しい樹種でもあります。
黒が入る要因が、樹齢が長くなって 木が自分自身を守るために
柿渋の成分タンニンが 樹木の中で化学反応を起こす事だと
一説にはあります。 その樹齢の境目が150年と言われております。
今日ご紹介させていただく黒柿孔雀杢の一枚板も 朽ちて傷んだ
部分から雨水等が入って とても美しい模様になっておりますが
これは自分を守るための手段だったとは・・・。感動します。
ペタッと黒が入るものと 線模様で入る黒柿と全く趣が違います。
去年の創業50周年の記念に数枚製作させていただきましたが
こちらが残り一枚。 さてさて どなたのお部屋で愛でていただけるのか・・・。
これも 一期一会でございます。 池田陽子