栗の木 いろいろ

大きな栗の木のテーブル用一枚板が乾燥機から出てきました。
6枚あったうち3枚は一枚板天板として仕上がったのですが、残りの3枚は割れや虫食いの穴が多く天板にはなれずにいました。どうしたものかと悩んでいたのですが思いきってバラバラに分解してみて何かできないかと・・・。
切って割ってあれやこれやと組み合わせてこんな感じになりました。
和室なんかの飾りスペースで使っていただけたら嬉しいです。

天板と底板、側板、棚板はそれぞれ半割にし上下左右は対象になっています。
サイズも小さめどこでも置けます。800×620×300

背板も面白く。良い感じになってます。

他にも、自然の形で置床風。柱も自然のままにつくりました。
970×470×300

天板にはなれなかったけど、違う形でモノになる。

当工房でも最近はこんな昔ながらの家具はあまり作らなくなり、
さびしい気がしています。
店によって作風はいろいろ違うものですが、その店らしい作風・雰囲気は残していくべきかなと。
昔からのファンでいてくださるお客様のためにも、これから出会う未来のお客様のためにも。
『その木がなりたがっている形に創ってやる』
入社した頃に創業者から聞いた言葉です。
そんな域には全然到達できていませんが、その意味を疎かにせずモノづくりをしていきたいなぁと
思った今日この頃です。
栗の木、きれいでオススメです。
けやきバージョンも取りかかりました。
楽しんで作りまーす!
一貫田でした。